2010年3月25日木曜日

昨日は卒業式、追いコン

昨日は卒業式、謝恩会、追いコンといった大学の年度末恒例の風景。
特に今年は赤﨑先生の「追いコン」でもあり、学生もさみしそうな面持ち。

論文指導では相当厳しいことを言って学生を悩ませただろうなあと思う。
あるいは研究室で様々な行事、イベント、フィールドワークを展開しているので、学生諸君も大変だったと思う。怒濤の1年間だったのではないだろうか。

指導の仕方っていうのは相当先生ごとに違うと思うのだが、振り返ってみると私のやり方は私の博士論文の指導教員の先生の影響が大きい。実は意図的にそういうことをやっている。私の先生は、相手と対等に向かい合うのが研究であるという方だった。勿論、学士、修士によって能力や知識も違うし、人それぞれ性格も違う。しかし、基本的には、自分がどう考え、どうあるべきかを包み隠さず話す正直な場であるべきだという考えをもっていた。私もそういう場所でずいぶんと鍛えられたと思う。もちろん、意見の相違も沢山あった。が、振り返ってみると、論文指導で全力投球してくれた先生には本当に感謝しているし、そのやりとりの中で自分の考えをハッキリできた。
挑発的な指導も敢えてされていたように思う。というのも、普段は明るい先生だし、飲み会に行くと豹変して酔っぱらいになる。ふつうのオッサンである。しかし、ゼミの時だけは別人になる先生だった。私もそれを見習っている。そのうち自分のスタイルが出来てくると思うが、今は試行錯誤中かもしれない。

学生には厳しすぎるかなと反省することも多々有るが、研究の場では正直でありたいと思う。社会に出て仕事をするときもそのことは変わらないように思う。大事なところでは、みんな真剣なはず。相手の限界をこっちが勝手に決めつけるのはどうも躊躇してしまう。あまり器用な方法ではないかもしれないが、悩ましいところ。

いずれにしても、みんなよくがんばってくれた。ホントに成長したと思う。研究室でもまれた学生は社会に出ても十分通用すると思う。企業の方々にはお買い得な人材だと思うのだが。
是非採用してあげてください。

卒業生諸君はマメに連絡を下さい。顔を見せてください。飲みに行きましょう。
ありがとう。


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