2009年9月17日木曜日

Mac Pro 故障

メインマシンのMac Proが故障。とはいっても本体ではなく、グラフィックボードの模様。5分ほどは動くが、しばらくすると突然画面が真っ黒になる。パソコンもモニターも異常はないようなので、グラフィックボードだと思う。データはバックアップしてあるので問題なし。しかし修理が完了するまで、しばらくホームページ、ブログの更新ができない状況になってしまう。10月には復帰できるでしょう。

2009年9月5日土曜日

9月1日 タイ・チェンマイ


(タイ・バンコクより)
午前はチェンマイ市とミーティング。冒頭、発展と文化の保全の両立というキーワードからスタート。歴史文化的価値の観点から保全をアピールされると思ったのであろうか。チェンマイ市の現状は、景観的価値に重点をおいたコントロールやアーバンデザインにはまだ取り組めていないというのが実情。とはいえ、川沿いの高さ規制や運河内の保全のルールは一応定められている。しかし、機能していないということのようだ。とはいえ、懇切丁寧に対応してくれた。また都市計画図等の貴重な資料を提供いただいた。
午後はチェンマイ大学へ。karunaの職場でもある。北部最大の国立大学にふさわしく、とても大きい。車でなければとても移動できない規模である。歴史文化的建築を専門とする先生とディスカッション。タイの建築、特に北部は、ラオス、ビルマ方面の影響も受けているし、中国系の影響もある。またタイという国になるまでは、北部はランナータイ王国という別の王国となっていたこともあり、バンコク様式もこの地域の文化からいえば流入してきたものになる。つまり、様々な建築の様式が混合されてそれぞれの建物が成り立っている。こういう状況のなかで、地域らしい建築、地域らしい街並みを解き明かそうというKarunaのテーマは挑戦的であり、困難でもある。この日の夕食はタイスキ。美味であった。タイ人はしないという雑炊でしめる。

2009年9月2日水曜日

8月31日 タイ・チェンマイ


(タイ・チェンマイから)

朝、関西空港からタイへ。バンコクで学生と合流してチェンマイへ。空港にはカルナさんが迎えにきてくれ、車でホテルへ。その後すぐにチェンマイのローカル料理を出してくれるというレストランへ。明日はチェンマイ市とチェンマイ大学へのヒアリングする予定へ変更することになった旨報告を受ける。まだ街をしっかり見ていないのでヒアリングのタイミングとしては適切ではないと思うがやむを得ない。学生たちとタイ北部の伝統料理を堪能。基本的にはタイ料理のなかでは穏やかな味の部類のものが多いが、激辛料理に遭遇。カルナさん以外は全員ノックアウト。全般的には美味。しかも安い。トゥクトゥクや露店が街を埋め尽くすアジア都市のバイタリティをひしひしと感じる。

8月28−29日 仙台


(タイ・チェンマイから)


28日は私の所属する景観小委員会主催の研究懇談会。景観の計画的リビジョンというテーマ。景観の今後の取り組みについて幅広く発散型の議論を展開する趣旨で、いろいろな問題提起がなされた。昨年度までの生活景からの新たな展開を模索する時期での議論なので、協議型景観づくりの可能性や、まちづくりを映す鏡としての景観の意味など幅広く議論が展開。五十嵐太郎先生の建築からのアプローチも新鮮。電柱悪者論への意義も唱えられたが、私も電柱=悪というわかりやすい構図には違和感を感じている。景観には観る側の「観」がある以上、絶対悪=事前確定型の排除すべき景観が全国一律で存在するとは思えない。事実電柱や電線の景観は電気供給の黎明期には文明開化の象徴として肯定的評価を受けていたこともある。変わりゆく街並みに加えて変わりゆく「観」に景観づくりがどう向き合うかが問われている。

懇談会終了後、委員会メンバーで寿司屋で反省会。帰り際仙台駅前で建築計画研究室の学生と出くわす。

翌朝、29日朝NHKを見ていると東北ローカル番組で者レットワークショップの様子が放映されていた。研究室の学生君たちは全員バッチリ映ってました。その後ホテルで朝食をとっていると偶然、シャレットワークショップの中心人物である明大小林先生と出会い、いろいろと裏話を聞く。

8月27日 仙台


(タイ・チェンマイから)

仙台の東北学院大学で開催されている日本建築学会大会(東北)に参加。

午後は共創の都市計画というテーマで研究協議会が開催された。共創のまちづくりではなく、敢えて都市計画というキーワードを使っているところに、企画した先生方の思いを感じたように思う。夕刻から都市計画委員会の懇親会に参加。姥浦先生が幹事で切り盛りに奮闘。東北の地酒を集めたコーナーは大盛況。会場で早大有賀先生や三重大浅野先生、日大宇於崎先生らと懇談。その後姥浦先生の案内で二次会に。赤崎先生、瀬田先生、九大出口先生、佐賀大三島先生、工学院大遠藤先生、武庫川女子大水野先生らと仙台名物牛タンを堪能。さらに三次会。シャレットワークショップを企画運営されている弘前大北原先生、明大小林先生、関西大岡先生らのグループと合流。我々の研究室は毎年多くの学生が参加させてもらっているので恐縮しきり。本当はお手伝いもしないといけないのですが。今回は北原先生の多大なご尽力で盛り上がった様子。市大の学生の評価は「ムードメーカー」だそう。グループでの意見のまとめや雰囲気づくりとしては良いと言っていただいた。が、肝心の計画力、デザイン力に対するコメントは・・・。先生方本当にありがとうございました。

写真は、姥浦先生の「タン」と「牛タン」。