2009年8月26日水曜日

明日からロード

昨日から今日まで院試。大学に缶詰状態。実は本日から日本建築学会大会(東北)が仙台で始まっている。例年よりも学会が早まり、院試が遅くなった関係上、かちあってしまった。当然ながら大学業務優先となるが、明日の朝早くには仙台に向かわねばならない。仙台から帰阪後、次の日からタイへ海外出張。チェンマイを中心に景観の調査を実施する。怒濤のスケジュールではあるが、学会では全国の先生といろいろな話もできるし、研究懇談会やパネルディスカッションでは刺激的な議論もできる。海外出張もハードなスケジュールではあるが、見知らぬ土地での街並みや風景、人との出会いはなにものにも代え難い楽しみだ。今回は学生も何名か一緒に来るので、いろいろと話もできるだろう。実はタイ行きのチケットに間違いがあることが昨日深夜に発覚。最近の海外航空券はe-ticketで、送られてきたメールのリンクにある控えを印刷しておいて、それを航空会社のカウンターに出す仕組みになっている。これを昨日何気なく確認していたら、帰国便が全然違う便になっていた。なぜかバンコクからマニラに行く便になっている。本日あわてて旅行代理店に問い合わせて、無事訂正していただいた。メールで予約便の記録が残っていたのが幸いした。ペーパーレスは便利だが、こういう危なさもある。必ずチェックしておかないと。
東北での大会の都市計画委員会懇親会は姥浦先生が幹事役。私も近畿の大会では懇親会の幹事となったので苦労が良くわかる。再会が楽しみ。

2009年8月22日土曜日

水辺ピクニック 川舞台



8月22日。e-よこ会とNPOパブリックスタイル研究所が主催するリバーサイドピクニックに参加。東横堀川の本町橋暫定船着場横に設置された川舞台でピクニックしようという試み。
川舞台は堤防より高い位置に設置されているので、普段は水辺への眺めがなかなか得られない東横堀川でも、雰囲気は良好。空が見えればもっと良いですが。
水都大阪2009初日ということもあり、平松大阪市長、門川京都市長も駆けつけてくれました。ピクニック効果なのか、水辺効果なのか、両市長も参加者もなぜか顔がほころぶ。
東京ピクニッククラブを主宰する東大生産研の太田浩史さんの受け売りだが、1802年にロンドンで結成されたピクニック・クラブから200年余り。屋外の社交としてピクニックは発展を遂げてきた。もちろんそれ以前にもピクニックのような活動はあったし、日本でもお花見のように野山に出かけて宴を楽しむ文化もある。体感して思うのはピクニックの魔力。前述ピクニック・クラブの活動でも年頃の男女の出会いの場として利用されたようだが、初めて会った人でも、気軽に会話ができる打ち解けた雰囲気がピクニックにはある。
まだまだピクニックの企画は続いていくので、興味あるひとは是非ご参加ください。お待ちしています。

水都大阪2009 前夜祭




8月21日夜。水都大阪2009の前夜祭が開催された。8月22日からいよいよ開催される水都大阪2009のお披露目だ。関係者の方々が大変な準備をされてきた。52日間がはじまります。
参加されるボランティアは延べ4万人。単なるイベントとしてではなく、参加する楽しみがあります。

2009年8月17日月曜日

市町村合併

河内長野市と千早赤阪村の合併が断念されたというニュースが先週末新聞などで伝えられた。私は合併協議会の委員として合併協議の議論を聞いてきたが、とても難しい議論だった。公務のため、なかなか出席がかなわなかった心苦しさもある。
議事録は合併協議会のホームページで閲覧できる。(議事録の内容も発言そのものを忠実に記載されているので、どのような議論が行われてきたかも伝わってくると思う。)
今回のケースに限らず、市町村合併ではそれぞれの自治体の個性や特徴が異なる。地勢的条件も産業構造、人口構成なども違うので、合併する際には各施策をどのように見直していくかという擦り合わせが大変になる。マジメな自治体であるほど、それぞれ住民のための個性的な施策を展開している。そういう意味では河内長野市も千早赤阪村もマジメに住民のために取り組んでいる施策があったと思う。
また、合併を実施する大きな目的として自治体財政の厳しさがある。放漫経営などしていなくても、堅実に政策運営をしていても多くの地方自治体は厳しい財政状況にある。したがって、合併協議でも厳しい財政事情の制約のなかで議論を進めていかざるを得なくなる。
一般的には市町村合併の効果が明確に見えるには一定程度の時間が必要になってくる。20〜30年後には必ず効果が見えてくるが、それまでの期間は目に見えた効果を謳うことが難しいのも確かだ。
都市計画に関わる立場からいえば、成熟型社会を展望した時、コンパクトシティ化や住民の内発的なまちづくりの活性化、地域の歴史や文化、景観などを生かしたまちづくりなど、都市計画面においても基礎自治体の果たすべき役割は大きい。ますます大きくなっていると言ってもよいだろう。いずれにしても次代の都市像を構築してそれに向かう施策の展開は欠かせないように思う。
先行き不透明な時代。様々な不安が頭をよぎるなか、どの選択が最良であるかという判断を下すのはとても難しい。いまの状況を変えることは覚悟が必要にもなる。その不安を解決するには、それぞれについてひとつひとつ丁寧に議論を深めて解決していくしかない。しかし、現実の協議には時間的制約もある。
いずれにせよ、今という時代、次代の都市像を議論し続けることが今後とも欠かせないように思う。関係者の方々が丁寧に準備されてきたことは、今回の結果如何に関わらず今後のまちづくりに生かしていくことが重要だと思う。

2009年8月12日水曜日

学内事務ほか

今週はひたすら学内業務をこなしている。採点やら書類作成やら山のように溜まった仕事を処理。月末に控える海外出張や建築学会の出張の準備にも取りかかる。飛行機の予約をしたが、28日前までに予約しないと料金が跳ね上がることに気づくが、もう後の祭り。高い料金で予約する。都市計画学会の時には忘れないようにしよう。
某公益団体が来研。土地区画整理事業を実施する際に地区の価値の維持やまちの将来像の構築、魅力的なアーバンデザインの実現を目指して地元自治体や地権者を交えて研究会を実施したいとのこと。実際のアーバンデザインとともに、地区計画や景観計画、ガイドラインに加え、まちづくり組織の確立など幅広く仕掛けていきたいとのこと。言葉だけでなくマジメに考えて頂けるのであればご協力しますと回答。土地区画整理事業で今後土地の売却や、開発が進んでいくので、彼らも形式的にとりつくろうことを重視しているのではなさそうだ。行政の仕事だと、やることになっているので形式的に成果を求める場合も多いが、事業にからんでいる場合はそうもいかないだろう。その分関係者の利害もからむので、調整ははるかに難しいのだろうが。植栽の計画やペイブメント、公共施設に加えて地権者側敷地のデザインも呼応する仕組みが重要である旨伝える。いずれにしても、実際にできるまちを素材にしたプロジェクトなので、リアリティがある。
その後、某区の地元まちづくり活動に係るコンサルタントを選ぶプロポーザルの審査に参加。昨年度からのおつきあいで、地元町会はもとより、NPOや企業市民など幅広くまきこんで地域力を高める仕掛けを進めている。今年度はその活動の延長線上で某公共施設をターゲットに社会実験の実施を目指す。できればおそらく日本初ではないだろうか。ロケーション的にも、素材的にも興味深い。地元の人たちも熱心だし、行政もやる気がある(と聞いている)ので、条件さえ揃えば、よい成果が生まれそうだ。ただし、この仕事はコンサルタントの能力が大きく問われる。リサーチや報告書の作成にとどまらず、現場での活動や社会実験までこなせる実力が問われるように思う。各社のプレゼンを聞いて質疑応答。どの提案も会社の持ち味が良く出ていると思う。同じ仕様書なのにこれだけバリエーションある提案が出てくるというのはある意味面白い。皆熱心に取り組んでくれたと思う。
研究室に戻り、再び事務作業。ようやく目処がたってきた。お盆なので電話やメールも少なく仕事に集中できる。
タイ人の学生から研究生受け入れ打診のメールを受ける。タマサット大学出身でタイ政府給付奨学金を得ており、現在東京の日本語学校に通っているとのこと。タマサット大学はタイでは超有名校。理工系ではナンバーワンだろう。アーバンデザインの研究に取り組みたいとのこと。経歴からみて優秀そうだという印象はあるが、次年度の院試にはもう間に合わないし、研究室ではあまり積極的に研究生の受け入れは想定していない。もちろん本人次第なのだが、ときどき外国人研究生のなかで、ビザ取得を目的にして、研究室に来ないケースもあるからだ。慎重に検討しなければ。Karunaさんの影響なのだろうか?本人に聞いてみよう。

ローマ

塩野七生さんの著作が面白い。女史は「ローマ人の物語」や「海の都の物語」で知られる、イタリアに住むイタリア史を題材にした作品を多く執筆する作家だ。いま読んでいるのは「ローマから日本が見える」。塩野さんの文章は回りくどい表現が一切なく、シンプルな文章で軽快なテンポで進んでいくので読み易い。歴史ものは地勢条件、歴史的背景、政治体制などなど題材に潜む様々な事情を説明しなければ通じないことも多く、自ずと複雑な文章や前置きが長くなりがちだが、彼女はそれを実に簡潔に説明してくれる。難しく書くのも能力だが、これだけ複雑な事象を簡潔に記すのも能力だと思う。むしろこのほうがすごいかもしれない。
今年から都市史という講義を担当していて、ローマという都市を巡る背景を確認しておきたいので、彼女の著作を読みはじめたが、これが面白い。最初は知識をインプットするような斜め読みをしていたが、ついついはまりこんでしまった。
彼女はローマという都市国家がなぜ千年も持続したのかという点に焦点をあてて、ローマの特質をつぎつぎと指摘していく。特にアテネ、スパルタ、カルタゴといった周辺の列強国との体質の違いによって、ローマがなぜ生き延びたのかという理由をあげていく。これらの国々は一時的にはローマよりも繁栄するが、ローマほど長くその繁栄を維持することはできず、没落の末路を辿る。その違いはなんなのかという興味に沿ってストーリーが展開していく。
何度も危機を迎えながら、その度に改革を実施していく様子は日本のこれからを考えるうえで参考になると彼女は指摘する。歴史を学ぶ醍醐味はここにある。未来を構想するうえで、国が滅びた理由、国が栄えた理由を知っておくことは極めて重要だと思う。
彼女はローマ人は器用な人間ではないという。カエサルなどの英雄が強調さがちなのがローマの歴史だが、実はそこにローマの本質はないという。無名の多くの人による組織的かつ持続的な改革の姿勢がローマを歴史上まれに見る繁栄を築いたという。組織のローマである。
政治体制や税制、経済、産業から軍事、国土計画に至るまで縦横無尽に話が展開しつつも分かり易く、かつ現代社会の抱える問題にも通じながら語る文章は新鮮で飽きない。
こうしたローマの変遷を分かり易く理解すると、ローマの市街地空間の変容も事実として知っているというレベルから、なぜそうなったのかということまで思い浮かんでくるようになる面白さがある。都市史を学びたい人にはオススメの副読書だ。

2009年8月11日火曜日

大物

昨日、修士の学位記を受け取りに福井麗が来研。昨年9月に修了したのに、ほぼ1年後の受領である。大物だ・・・学務の方々もその大物ぶりに唖然・・・
学位記が見つからないというハプニングもあったが、結局見つかり一件落着。
その後、研究室で近況について雑談。仕事で地方を巡っている話や、仲間の近況などを聞かせてもらう。みなそれぞれの職場で頑張っているようだ。
卒業生の近況を聞かせてもらうのはとても楽しい。元気そうで安心した。
卒業生の横のつながりも深いようで、これまた嬉しい。たまには呼んでください。
近いうちに飲み会をすることを約束して分かれる。
その後、谷町、枚方へ。
3回生の藤林君が来研。コンペに関する相談。佐久間先生を交えていろいろと話す。前向きなことはよいことだ。どんどん頑張れ。
夜研究室に戻り事務作業。今週中には事務的な作業を終えなければ。

リサーチ 図書館に行こう

全般的に研究に関するリサーチの方法をよく理解していない学生が多い。以前、研究レビューの話を書いたが、今回はそれ以外のものとして、ライブラリー系のもの。
図書館をどう使うかということ。私の場合は博士論文で全国の名所風景を題材としたので、そのために各地の図書館に赴いて文献を調べる経験から、図書館の使い方をある程度マスターした。群書類従や縁起関連といった資料の意味は、現場の書庫で覚えた。現地に赴くまではほとんど知識もなかったし、そんな本があることも知らなかった。近年でも都市計画史に関する研究の場合、公立図書館や公文書館をよく利用する。勿論ネット上での検索も重要なのだが、「ネットで見当たらない」から、目当ての資料が「ない」わけではないし、目当ての資料がなくても思わぬ資料に出くわすこともある。だから図書館には必ず足を運ぶ必要がある。
市大の学情は相当の蔵書がある。あのなかで1日文献を探せば、それなりに情報が手に入るはずなのだが。

都市計画に関するリサーチをする場合、まず見ておく必要があるのが、都市計画年報、都市計画要覧あたりだが、このへんの資料の存在をよく理解していない学生も多い。都市計画に関わる規制、事業あたりを扱うのであれば、まずは見ておきたい。
住宅地図に関する相談もよくある。赤崎先生の長年の尽力で、多分大阪の大学の研究室としては我が研究室は大阪の住宅地図の所蔵は最大に近いと思うが、それでも全て揃っているわけでもない。「研究室にない」のは分かるが、研究室にないからといって、研究で扱わない理由にはならない。手間はかかってもどこかにその資料があれば、しっかりと探し当てるねちっこさが必要だ。新聞のバックナンバーも同様。
ググっていただくのも結構だが、「ググった結果見つからなかった」というのはなんの言い訳にもならないし、そもそも研究の方法として再現性がないのだ。今後ググったんですが見つかりませんでしたと私の前で言わないで。ググるなんてのは、誰でもできるのです。教員を辞書がわりに使うのもやめて。どうしても困った時には勿論アドバイスしますが、殆どの質問は以下のようなページで解決できるものです。


国立国会図書館のページではリサーチナビという検索アドバイスがある。



大阪府Web-OPAC横断検索(府下図書館蔵書の横断検索)

2009年8月7日金曜日

都市計画学会関西支部講演会

8月6日午後。都市計画学会関西支部講演会開催。水辺・アート・まちづくりからの都市再生 神戸と大阪というテーマ。神戸はデザイン都市というコンセプトで新たな都市像の構築を進め、神戸らしさの表現、洗練と継承・継続的活動としての神戸ビエンナーレを2007年度から実施中。大阪は水都大阪の再生をテーマに事業展開を進め、今年は水都大阪2009が開催される。都市計画には一見関係ないテーマのように見えるが、地域らしさ、都市らしさを表現するまちのデザインや都市のアイデンティティを象徴する場所のデザイン、土地利用を活発化していくという戦略が含まれている。神戸の場合は港、ウォーターフロントであり、大阪の場合は水辺である。現在の都市計画が抱える問題として、工業系用途での土地利用転換や高層マンション建設、中心市街地の空洞化などこれまで想定していなかった都市の変化がある。これらへの対応として都市計画に求められていることは多いが、それぞれの問題に対処療法的に対応しても、都市の未来像、将来像を明確に示すことにはつながらない。(かといって、こういう努力が不要というわけではない。)つまり、都市計画は、都市の安全性や健全性、機能性を担保するセイフティーネットとしての役割と同時に、夢のある都市の将来像を示す役割もある。狭い意味での都市計画に拘らずに、都市の未来を示す。神戸も大阪も変化する時代のうねりのなかで、その答えを摸索する試みとして、それぞれの活動は位置づけられるだろう。
担当者の方々の熱い思いが伝わる講演会であった。講演会終了後は関係者で懇親会。都市計画学会企画事業委員会の面々は学者だけではなく、行政、コンサルタントなども多く参加していただいている。特に行政の方々は各市の事情、問題意識に関する意見交換の場として活用していただいているように思う。特に近年は横並びの施策ではなく、各都市独自の取り組みも進んできており互いに興味があるようだ。学会という場所に実務者が参加する意味として、企画事業委員会を活性化させていくことは重要だと思う。


2009年8月6日木曜日

8月5日


午前中は都市史の試験。今年新設科目での初試験。学生は勝手もわからず緊張気味。午後から留学生Karunaとのゼミ。ニューラルネットワークを活用した都市景観、地域らしさの分析という彼女の研究テーマのケーススタディについて議論。まだまだクリアすべき課題も山積しているが、とりあえずは形になってきた。
夕刻、前期に実施した設計演習の講師陣(嘉名、横山先生)、非常勤講師の先生方(三谷幸司先生、忽那裕樹先生)、ジュアラーの方々(高岡伸一先生、徳尾野徹先生、佐久間康富先生)と課題地に設定した新世界で串カツ打ち上げ会。もちろんソースは二度づけ禁止で。横山先生は紅ショウガ、ホルモン、スジといったものが串カツで出てくることに驚愕。関西の異文化感を堪能してました。浦安、忽那諸島、東雲、ビルマニア関連などなど都市に関わる四方山話で盛り上がるが、後半はランドスケープ談義に。ピーター・ウォーカーからジャーディ、ハルプリン、ザイオンに至るまで、ランドスケープと都市、ランドスケープと建築といったテーマで熱いディスカッションになった。この面々での議論はいつも熱く、とても楽しい。演習でのエスキスでも熱心に指導していただける。感謝。
帰り際、忽那先生から大阪ピクニッククラブプロジェクトについて相談をもちかけられる。東京では東大の太田先生が展開している東京ピクニッククラブがあるが、それの大阪版を大阪商工会議所の支援を得て具体に実施することに。熱い学生をメンバーとしてスカウトして欲しいと頼まれる。学生にはまだ東京ピクニッククラブの話をしていないので、このあたりの紹介をして、是非興味のある人に参加してもらおう。


神戸市都市計画マスタープラン研究会

8月4日。神戸市が初めて策定する都市計画マスタープランの研究会に出席。次世代都市計画のあり方を展望しつつ、現状の都市計画が抱えるシビアな課題を克服するための意見交換の場だ。安田先生を座長に、三輪先生、森津先生、森山先生、檜谷先生、星野先生と神戸市の職員の方々と議論を深める。今回は星野先生から神戸市の郊外土地利用、農村計画についてのプレゼンと土地利用、交通計画に関する議論を展開。
変わりゆくまちに都市計画が後追いではなく、かつ後ろ向きな議論だけではなく、いかに先導的に前向きに次代の都市像を示せるかという点が研究会共通の思いのように感じる。方向性はほぼ固まってきたように思うが、あとは戦略、戦術の部分。実はここからが正念場でもある。
神戸市に行くたびに感じることは、若手職員が非常に元気なこと。若手からベテランまでフラットな雰囲気で熱心に議論しているし、みなそれぞれ神戸市の将来に思いを持っているように思う。元気が出る組織マネジメントということの重要性も痛感。まずは皆が考えをもって議論する場が大事だと再認識。

2009年8月4日火曜日

格闘

ノートパソコンの調子が悪い。大事があってはいけないのでメンテナンスに格闘。
私は手帳を持ち歩かずにスケジュール管理などをすべてPCで完結させているのでPCのトラブルは死活問題になる。
Appleのmobile meというサービスとG-mailを併用して使っている。mobile meはスケジュールをネット上で管理でき、どのPCやiPodから(ネットカフェなどのPCも)でも参照できるし、更新もできる。これだと、自宅からでも研究室でも、外出先でも自分の予定が確認できる。携帯電話とiPodともシンクロしているので、予定の入力さえしておけばなんとかなる。
とはいいながら、それはそれで不便なこともあるので、小さいスケッチブックは持ち歩き、それを備忘録として使っている。手帳は置き忘れれば全く意味がないが、これだと忘れ物、予定忘れが多いのでなんとかそれを回避すべく努力はしている。
どのメールアドレスもIMAPを経由して使っているので、どのパソコンでも最新の閲覧状況が反映される。大学はメールアドレスを外部に公開しているので迷惑メールがやたらと多い。これをはじくためにもG-mailの強力なフィルタ機能は重宝している。それでもさすがに一日100通を超えるメールにはウンザリもする。メールのチェック・送返信と他の仕事との切り換えが難しい。気がつくとすぐ3時間ぐらい経ってしまう。
メールのデータが軽く4GBを超えているのが、いろいろとトラブルを起こしている原因だろうとは思うが、なかなか整理する時間がない。
とはいえ、周りにはもっと忙しい人がもっと効率的に仕事をしている。もっと効率的な仕事の仕方を開発したい。