2009年9月2日水曜日

8月28−29日 仙台


(タイ・チェンマイから)


28日は私の所属する景観小委員会主催の研究懇談会。景観の計画的リビジョンというテーマ。景観の今後の取り組みについて幅広く発散型の議論を展開する趣旨で、いろいろな問題提起がなされた。昨年度までの生活景からの新たな展開を模索する時期での議論なので、協議型景観づくりの可能性や、まちづくりを映す鏡としての景観の意味など幅広く議論が展開。五十嵐太郎先生の建築からのアプローチも新鮮。電柱悪者論への意義も唱えられたが、私も電柱=悪というわかりやすい構図には違和感を感じている。景観には観る側の「観」がある以上、絶対悪=事前確定型の排除すべき景観が全国一律で存在するとは思えない。事実電柱や電線の景観は電気供給の黎明期には文明開化の象徴として肯定的評価を受けていたこともある。変わりゆく街並みに加えて変わりゆく「観」に景観づくりがどう向き合うかが問われている。

懇談会終了後、委員会メンバーで寿司屋で反省会。帰り際仙台駅前で建築計画研究室の学生と出くわす。

翌朝、29日朝NHKを見ていると東北ローカル番組で者レットワークショップの様子が放映されていた。研究室の学生君たちは全員バッチリ映ってました。その後ホテルで朝食をとっていると偶然、シャレットワークショップの中心人物である明大小林先生と出会い、いろいろと裏話を聞く。

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