2010年3月16日火曜日

河内長野市観光フォーラム

3月13日河内長野市にて講演。『高野街道にぎわい・まち並み再生にむけて』というテーマ。参加者多数で会場は熱気あふれる雰囲気。芝田市長も高校の社会科の先生をされていたということもあって、歴史・文化にはとても造詣が深い。
私の話はともかくとして、地元の方々の高野街道を愛する気持ちや、まち並みや文化を活かした地域活性化に対する思いが深いことはひしひしと伝わってきた。予定調和ではなく、前向きにこれからのことを語るよい機会だったように思う。参加させていただいて気持ちのよい会だった。実はこの手の会は行政批判になることも少なくないのだが、今回は皆が自分にできることは何かという視点で語っていたのが印象的だ。これはまちづくりでもっとも重要なこと。
しかし、河内長野市は景観をはじめ地域資源をいかしたまちづくりに関わる制度・仕組みが十分整えられている環境でないことも事実。21世紀という時代を展望したときに欠かせない視点であることは確かだ。環境整備はしっかりと整えて欲しい。
全国の多くのまちでは、かけがえのない大事な風景や資源がある日突然なくなってしまうという問題は珍しくない。厳しい規制が正しいというつもりではないが、多くの人々が大事だと思っているものは守れるようにはしたいものである。

講演会でも指摘したが、たんなる修景整備に終わることなく、継続的なまちづくり、河内長野ブランドの確立につながる総合的な政策として取り組んで欲しい。
芝田市長の教え子が都市学科の学生でいることも判明。当然、河内長野のまちづくりに貢献してもらわなければ。

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