2010年2月19日金曜日

ごくろうさま

本日卒業論文発表会。無事終了。十分うまくできた人、いろいろと不満の残るひともいただろうが、4回生にとっては集大成の一日。みんながんばった。発表がうまい人、下手な人いろいろだ。しかし、研究で最も重要なことは、自分が悩み苦しんだことを、他人に伝えられること、そのことを全力でできたかどうかだとと思う。他人に何かを問いかける意思が大事なのだ。
これができないと、結局自分自身が考え続けてきたことを理解してもらえない。そつなく発表をこなすことを求めているのではない。自分自身の思いをしっかり伝えられているか、が最終的には最も大事。なかなかそこまで気が回らないかもしれないけれど、今日の気持ちを大事にしてほしいなあと思う。最終的には研究に対する執念、情念があるかどうか。だと思う。
器用な人なら興味ないことでもそれなりにまとめることはできる。しかし、自分が本当に興味あることを突き詰めてできる機会は世の中にさほど多くはない。そういう意味では卒論や修論の発表会は、不器用だろうが、自分の思う事、考えていることを突き詰める場であってほしい。
これは私のわがままかもしれないけれど、市大の学生には、うまく、そつなく発表をこなすだけで満足してほしくない。自分自身も納得できる、学術的にも価値ある、独創性があり意欲的な研究領域を生み出してやる。そういう野心あふれる場であって欲しい。みながんばっているだけにそういうことを強く感じた。
3回生主催の懇親会も秀逸だった。入学した頃からヒヤヒヤする機会の多かった3回生だったけど、今日の懇親会はとてもよかった。チームワークの良い学年と実感。楽しい時間を過ごすことができました。
矢持先生秘蔵のスコッチも秀逸でした。
というわけで気持ちよく酔えました。ありがとう。私もがんばるチカラをいただきました。

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