2009年11月4日水曜日

今年もやります まちのコモンズ


今年もまちのコモンズのシーズンが到来。昨年からはじめたまちのコモンズを、今年はさらにパワーアップして実施します。11月16〜21日の1週間。高麗橋でお会いしましょう。平日は公開空地でのコンサートとトークショーなどのイベント。週末はまち歩きとシンポジウムです。
なぜ都市計画研究室がこんなことに参加しているのか?(船場アートカフェのプロジェクトに参加しています)と思われるかもしれません。都市活動を円滑にすすめるために、道路や公園などの都市施設があり、用途地域などの土地利用コントロールが定められ、これらによって、都市は計画的にその機能を発揮しています。それが都市計画の原則です。しかし、それだけでは都市空間は生き生きとしないという課題をいまの都市は抱えています。コモンズの悲劇という言葉に代表されるように、公園や、公開空地など「だれのものでもある場所」として位置づけられているものが、「だれのものでもない場所」になっているケースは少なくありません。それを解消するための社会実験として、地域を活性化させる社会実験として、そしてそのきっかけを与える触媒としてアートの可能性を追求する。それがまちのコモンズなのです(写真は去年の風景)。

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