2009年11月25日水曜日

11月20日 COU都心居住

今回は、都心居住がテーマ。3年前のベイ機構調査でアルパック堀口さんにお願いして都心居住マンション住民へのアンケートを実施、それと連動して昨年から今年にかけ小林郁雄さんらが神戸で実施したアンケート結果の報告。都心居住者の多様性に加え、改めて都心商業地域の住宅地化に対する都市計画の無防備さが浮き彫りになった。都心回帰は都心の活力再生という意味において歓迎すべき部分もあるが、既存の市街地との関係性についてはほとんどルールのようなものがない。規制ありきの議論をしたいわけではないが、想定の範囲外であることは確かであって、衰退する商業、オフィス機能がどんどん弱まっていくことが懸念される。都心は混在が望ましい。しかし、混在のマネジメントという課題について、日本の都市計画は真剣に考えてこなかった。用途純化は比較的得意なのだが、混在のマネジメントという問題はこれからの都市計画の大きな柱の一つになるように思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿